あなたはmixi(ミクシィ)と聞くと何を想像しますか?
2004年から始まった招待制SNS「mixi」でしょうか?それともゲームアプリの「モンスターストライク」でしょうか?
筆者はどちらもとても印象に残っていて、忘れらない思い出です。
そんなmixi(ミクシィ)ですが、現在世の中でとても注目されているNFT、ブロックチェーン、暗号資産関連の事業に取り組んでいることをご存じでしょうか?
具体的に説明するとmixiは以下の3つの取り組みを行っています。
本記事では上記3つのmixiの取り組みを中心に、mixiがどのようなことに注力しているのか。
また、今後mixiはどのような事業展開を進めていくのかを分かりやすく簡潔に解説していきます。
あなたがもしmixiの株式の購入を考えている場合や、ブロックチェーン関連に興味があるのであれば参考になる記事となりますので是非最後までご覧ください。
ミクシィがDAZNと共同でスポーツ特化型NFTマーケットプレイス「DAZN MOMENTS」
mixiは2022年3月24日からDAZNと共同でスポーツ特化型NFTマーケットプレイス「DAZN MOMENTS(ダゾーン モーメンツ)」のサービスを開始しました。
DAZNと言えばスポーツ動画配信のサブスクとして非常に人気が高いですよね?
そんなDAZNとmixiが共同で開発したスポーツ特化型NFTマーケットプレイス「DAZN MOMENTS(ダゾーン モーメンツ)」は、様々なスポーツのスーパープレイやメモリアルシーンをコレクションできるものとなっています。
DAZNとは
DAZNとはインターネット経由で我々視聴者にスポーツ映像を配信するストリーミングサービスを主の事業としています。
DAZNで配信されるスポーツ映像はインターネット環境さえあればスマホ、PC、タブレット、ゲーム機、テレビ等どんなデバイスでも視聴することが可能です。
映像はリアルタイムのライブ配信だけでなく見逃し配信もあり、様々なスポーツを年間に10,000試合以上配信しています。
2022年2月22日から月額税込み3,000円(2022年2月21日以前は月額税込み1,925円)で利用できるサブスクです。
主な配信コンテンツとしては以下の通りです。
第1弾は明治安田生命Jリーグ「DAZN J.LEAGUE MOMENTS」が2022年3月24日から開始しています。
「第一弾」と公表しているので今後、第二弾、第三弾と次々と発表されていく可能性が非常に高いです。
ちなみにプロ野球のパ・リーグに関してはメルカリがパ・リーグとの共同でスーパープレイの映像コンテンツ販売を2021年12月から実施しています。
メルカリのNFT事業に関しては下記記事にて詳しく解説していますので気になる方は是非ご覧ください。
「DAZN MOMENTS」に関わる企業
「DAZN MOMENTS」は「mixi」、「DAZN」、「Dapper Labs」の三社の技術の融合でサービスの開発を進めています。
その役割分担は以下の通りです。
企業 | 役割 |
mixi | サービス開発及び運用 |
DAZN | コンテンツマネジメントやマーケティング |
Dapper Labs | ブロックチェーン「Flow」技術 |
つまり、「DAZN MOMENTS」はどのスポーツがどの層に需要があるのか、どのような映像をNFT化することでより需要が高まるか等は「DAZN」が研究する。
その研究されたコンテンツをブロックチェーン「Flow」を用いてNFT化するのが「Dapper Labs」。
そしてそのNFTコンテンツをどのように販売、運用するのかを担当しているのが「mixi」ということになります。
「DAZN MOMENTS」でできること
「DAZN MOMENTS」は、日本国内のスポーツ特化型NFTマーケットプレイスで、スーパープレイやメモリアルシーンの映像をNFT化し販売するサービスです。
コンテンツは全て動画であり、それぞれシリアルナンバーで「Flowブロックチェーン」により記録されます。
つまり、これがNFT化された動画データとなります。このNFT化された動画データは数量限定で販売される可能性が非常に高いです。
その理由はコレクターや投資家達に「数量限定のこの動画データが欲しい」と思わせるためです。
NFTがなぜ高額で取引されているかと言うと、そのNFTデータに価値があることはもちろんですが、「世界に1つかないもの」であったり「世界に複数個しかない」という貴重性により高騰しているのです。
2022年3月24日に「DAZN MOMENTS」はサービスを提供開始しましたが、初めはNFTコンテンツの収集をメインとしています。
その後の戦略についてはmixi公式HP内にて下記のように明言しています。
段階的にユーザー同士でコンテンツを売買できるマーケットプレイス機能や、コミュニティとして楽しく集まれる場を作るなど、同じ興味関心があるユーザー同士でコミュニケーションを取りながら楽しめるサービスにアップデートしていく予定です。
「mixi公式HP」より引用
もし「NFTって何なの?普通の動画データと何が違うの?」と思われるのであれば、下記記事にてNFTに関して詳しく解説していますのでご覧ください。
ミクシィがブロックチェーン「Flow」で有名なDapper Labs Inc.と業務提携
mixiは2021年11月1日にDapper Labs Inc.とブロックチェーン「Flow」を活用した新規事業創出に向け、業務提携をしました。
これは先ほども記載しましたが「DAZN MOMENTS」のブロックチェーン技術部分にこのブロックチェーン「Flow」を使用するための業務提携だったことがわかります。
ではDapper Labs Inc.とブロックチェーン「Flow」とはどんなものなのでしょうか?
Dapper Labs Inc.のブロックチェーン「Flow」とは
Dapper Labs Inc.は累計売上高8億ドル(約900億円)を超え、NFT市場で最も成功したと言われる「NBA Top Shot」を運営しています。
NBA Top ShotとはNBA選手のスーパープレイ動画をNFT化しデジタルカードとして所有できるものになります。
このスーパープレイ動画をNFT化する際にブロックチェーン「Flow」が使用されているのです。
ブロックチェーン「Flow」技術によりNFT化されたデジタルデータは、ブロックチェーン上で発行される署名によりそのデータが唯一の物であることが証明され、コピーや改ざんができません。
簡単に言えばハンコを押された原本書類みたいなイメージだね!
このNFT化されたデジタルデータはコレクター間で売買・取引が可能となっており、人気選手のスーパープレイになると高額で取引されています。
例えばレブロン・ジェームズのサクラメント・キングス戦でのワンハンドダンクが約2,300万円。
その他にも、ジャ・モラントが約1,100万円、ザイオン・ウィリアムソンが1,100万円、ステフィン・カーリーが約950万円となっています。
このようにDapper Labs Inc.はNFTデジタルカードの運営とその技術の核となる「ブロックチェーン」技術を持ち合わせている会社です。
そんなDapper Labs Inc.とミクシィが業務提携をすることで、「DAZN MOMENTS」でも同じようにNFTデジタルデータ取引で成功を目論んでいるのではないでしょうか。
ミクシィがビットバンク株式会社との資本業務提携
mixiは2021年9月2日にビットバンク株式会社との資本業務提携を発表しました。
mixiはビットバンク株式会社との資本業務提携に関し公式HP内で以下のように言及しています。
当社が培ってきたサービス開発やマーケティングに関するノウハウと、ビットバンク社の持つブロックチェーン等様々な最新技術を相互に活用することにより、両社のさらなる企業価値向上を図ることができると考え、資本業務提携契約の締結に至りました。今後当社は、両社のノウハウを生かした新規事業開発や、既存サービスへの最新技術の活用などを行うことで、さらなる成長を実現してまいります。
「mixi公式HP」より引用
つまり、ビットポイント社の持つブロックチェーン技術や暗号資産に関するノウハウを生かし既存のサービスをアップデートし、「ブロックチェーン、NFT、暗号資産」を絡めたサービスに昇華することを目標としています。
mixiで最も人気のあるスマホゲーム「モンスト」で有名なモンスターストライクでNFT技術を導入することも大いに考えられます。
例えば、あるイベントでボスを世界で同時に出現させそれを倒したらそのボスをNFT化できるコンテンツがあるとしましょう。
そのボスは討伐限度回数が10回に設定してあり、世界で10体しかいないとしたらどうでしょうか。
先に倒した10人しかそのNFT化されたボス(アイテム)を手に入れることができないのです。
いかに早く討伐するのか、しかし単純にはいかないので戦略も必要。4人で共闘し最適なパーティを組む必要がある。
想像するだけでも競争心が沸き楽しそうですよね。
その他にもmixiはプロバスケットボールチームの「千葉ジェッツふなばし」プロサッカークラブの「FC東京」と提携しています。
選手のNFTプレミアカードや数量限定直筆NFTサイン色紙等の実現も予想できますよね。
ここでビットポイント社につい簡単に解説しますね。
ビットバンク社とは
ビットバンク社は「ワンタップでビットコインが買える取引所」として有名な「bitbank」の運営をしています。
bitbankの4つの特徴は以下の通りです。
つまり、bitbankは国内で最も有名且つセキュリティ性能の高い暗号資産取引所ということです。
mixiはこのbitbankを運用するビットポイント社と資本業務提携を行いました。
先ほども記載した通り、今後は既存サービスへブロックチェーンやNFT、暗号資産(仮想通貨)の技術を導入していく可能性が非常に高いです。
ミクシィに投資するには?
mixi(ミクシィ)の株式を購入するのにおすすめな証券会社は以下の2つです。
上記2つの証券会社についておすすめな方とその特徴を解説しますね。
SBI証券
SBI証券での購入がおすすめな方は「様々な株式に投資を積極的にしたい方」です。
SBI証券は1999年にインターネット取引サービスを開始した、日本におけるインターネット証券の先駆けの証券会社です。
老舗なだけでなく「業界最高水準のサービス」を提供しています。
SBI証券最大の特徴は「業界屈指の格安手数料」です。
あなたがもし、これから様々な株式に投資を考えているのであれば手数料の安さは重要な項目となります。
手数料の安いSBI証券での口座開設をおすすめします。
LINE証券
LINE証券での購入がおすすめな方は「簡単且つ気軽に小額投資をしたい方」です。
LINE証券の特徴は以下5つです。
LINE証券の最大の特徴は「LINEアプリで数百円から有名企業の株が買ること」です。
証券会社のサイトからの操作ではなくLINEアプリ内の操作なので直感的に分かることから特に若者(Z世代)からとても人気があります。
あなたがもし株をやったことはないけど、少し興味があるのであれば「LINE証券」が最もおすすめです。
まとめ
mixi(ミクシィ)は2021年9月にビットバンク株式会社との資本業務、11月にDapper Labs Inc.と業務提携、2022年2月にDAZNと共同開発の発表をしています。
いずれもブロックチェーン技術を基盤とした、NFTや暗号資産関連の発表でありmixiが今後ブロックチェーン技術を用いた事業を展開していくことを強く予感させる発表です。
初めてブロックチェーン関係の発表がされた2021年9月以降で見ると2022年3月28日時点ではまだ株価の反応はありません。
つまり、まだブロックチェーンの期待値が株価に織り込まれていないとの見方もできます。
もしmixiがブロックチェーン関連で成功を収めたときは今の株価の何倍にも上昇しているでしょう。
先行者利益として今のうちにmixi株を保有してはいかがでしょうか。
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